VWグループの新ホットハッチ「ラヴァル」、市販型は「ID.2」より高額に
バルセロナの特徴的な地域にちなんで名付けられた「ラヴァル」は、VW「ID.3」の兄弟「ボーン」の下に位置する。全長4,003mm、ホイールベース2,600mmの小型Cupraは、「MEB Entry」プラットフォームを基盤としており、前輪駆動だ。比較すると、ID.3のMEBは後輪駆動で、選択により全輪駆動となる。 【写真】クプラ ラヴァル 市販型プロトタイプのスパイショット 最高出力226ps!ホットハッチの領域に足を踏み入れることに セアトの旧パフォーマンスサブブランド、およびモータースポーツ部門が、「UrbanRebel」コンセプトカーを、クプラ 「ラヴァル」として発売することを明らかにしたのは2023年5月のことだった。生産モデルはフォルクスワーゲン(以下VW)ID.2電動ハッチバックの基盤を備え、2025年に発売予定だ。 バルセロナの特徴的な地域にちなんで名付けられた「ラヴァル」は、VW「ID.3」の兄弟「ボーン」の下に位置する。全長4,003mm、ホイールベース2,600mmの小型Cupraは、「MEB Entry」プラットフォームを基盤としており、前輪駆動だ。比較すると、ID.3のMEBは後輪駆動で、選択により全輪駆動となる。 スカンジナビアの寒い北部の公道で捉えたプロトタイプは、まだ偽装が厳重だが、短いホイールベース、大きなホイールを装備。また、ヘッドライトとリアライトバーの両方にある、三角形の照明シグネチャーによって特徴付けられている。 さらに見ると、フラッシュフィットのドアハンドルなどコンセプトのスタイリング要素が見えるが、ツインフィンスポイラーはトーンダウンされているようだ。 後部では、クプラ「タバスカン」フラッグシップEVで見たように、リアライトバーに照明付きのブランドバッジが付くと予想される。 同社デザイナーのRafael Gordo氏は、キャビンに関して、「内装では、よりシンプルな外観にするために、テクスチャ加工されたプラスチックや複雑な素材の重ね合わせなどの要素は使用していません。ただし、銅色のトリム要素、アンビエント照明、スポーティでダークカラーの室内装飾とトリムの使用を継続します。」と語っている。 スペックは、フロントアクスルに最高出力226psの電気モーターを搭載し、ホットハッチの領域に足を踏み入れることになる。噂によると、より強力なAWDバージョンが続き、VWグループのデュアル電気モーターを搭載、最高出力340psの力強い出力を発揮する可能性があるという。 おそらく、38 kWhと56 kWhのバッテリーパックのオプションを提供し、最大440 km(273マイル)の走行距離を実現すると思われる。 価格はID.2の25,000ユーロ(約398万円)とほぼ同じと予想されていたが、最新情報では、30,000ユーロ近くになるのではと伝えられている。
APOLLO
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