感謝なくして、幸せでいられるはずがない…「感謝の気持ち」が足りない人に欠けている視点
そうです。普段、当たり前になっていることにフォーカスすると、3つどころか数えきれないほど、「ありがとう」が出てきませんか? ⽇常が「ありがとう」で溢れていると気づくことができる。そうすると特段、良いことが起きていなくても、感謝できるようになります。 その状態で、最初の質問に戻ります。 「今⽇のありがとうを3つ挙げるとすれば?」 今度はスラスラと浮かんだのではないでしょうか。 「こんなにありがとうの対象があったんだ!」
そう気づかされますよね。私たちにとって、有り難い日常がいかに当たり前になってしまっているか、実感できるはずです。 感謝が⽇常から少ない⼈と多い⼈では、どちらのほうが幸せと⾔えますか? それはシンプルに、多いほうが幸せなはずです。外側からやってくる物事にフォーカスするのではなく、「当たり前になっているもの」「すでにあるもの」にフォーカスすると、感謝が⽇常に溢れてきます。 外側からの“良かったこと”に関係なく感謝できるのです。幸せな⼈⽣は、追い求めるものではなくて、今、この瞬間から、気づくものです。
⽇常から当たり前のことに感謝が湧いてくるようになると、⼀杯のコーヒーを飲むだけでも、「美味しいコーヒーをすぐに飲めて、味わえて、有り難いな~」と涙が出てくることもあります。これこそが、⼼からの感謝の状態です。 本来、感謝はするものではなくて、⼼から込み上げてくるものです。それが常にできる状態、感謝脳を目指しましょう。 ■感謝の3つのステージ 感謝脳に辿り着くまで、感謝には次の3つのステージがあります。
第1ステージ:「親切への感謝」のステージ 第2ステージ:「日常への感謝」のステージ 第3ステージ:「逆境への感謝」のステージ それぞれのステージによって「ありがとう」の形態が変わっていき、ランクアップしていきます。第3の「逆境への感謝」のステージが、「感謝脳」に変わった状態です。 1 親切への感謝(何かしてもらったら、ありがとう) 第1ステージは、親切を受けたり、良いことがあったら感謝する状態です。「自分の外側から来るものへの感謝」と言い換えることもできるでしょう。