カナダ、利下げの効果表れつつある=中銀総裁
[オタワ 29日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は29日、年初来で4回実施した利下げの効果が出始めており、今後数カ月で一段の証拠が確認されるとの見通しを示した。 カナダ銀行は23日、政策金利を0.50%ポイント引き下げ3.75%とした。利下げは4会合連続だが、0.50%ポイントの大幅利下げは2020年3月以来約4年ぶりとなった。 9月のインフレ率は前年比1.6%上昇まで鈍化し、目標の2%を下回った。 マックレム氏は下院財政委員会で、利下げの効果が「見え始めている。今後のデータでさらに明らかになるだろう」とし、経済がおおむね予想通りに推移すれば、追加利下げに踏み切ることができるとの見解を改めて示した。