２回２死、左越え４号ソロ本塁打を放った坂本勇人　（カメラ・上村　尚平）

◆日本生命セ・パ交流戦　日本ハム２―７巨人（１４日・エスコンフィールド） 　巨人が日本ハムに快勝し、連敗を６で止めた。「７番・坂本勇人」が先制４号ソロ、「６番・吉川尚輝」が２号３ランと、主軸を打ってきた２人の打順を下げた「新打線」が機能した。先発の戸郷翔征投手が９回２失点で６勝目を挙げた。 　今季初の７番でスタメン出場した坂本は４回２死、日本ハムの山崎福也投手から左越え４号ソロ。「まずは最高の形で先制点をとることができてよかったです」というベテランの、４月２５日の中日戦以来となる出場３５試合ぶりの一発で、ジャイアンツが先制した。 　３回にも相手の適時エラーなど幸運な形で２点を追加した巨人は、５回に来日初「３番」のヘルナンデス、４番の岡本の連打で二、三塁とし、吉川尚輝が右越えの２号３ラン。「点を取られた後だったので、どうしても追加点が欲しかったです」。４月下旬から守ってきた３番から６番に降格した男が、意地のアーチを放ちリードを５点に広げた。 　また巨人にとって山崎福也は、オフの日本ハムなどとのＦＡ争奪戦に敗れた因縁の相手だったが、グラウンドでは５回までに６点を奪ってＫＯしてみせた。 　投げては戸郷が、日本ハムで大ブレーク中の水谷瞬にソロを浴びるなど、２発を被弾したが９回を危なげなく２失点にまとめた。