今シーズンに“異変”…?いまだ絶不調の大物(5)“阪神のエース”が2軍暮らしも
プロ野球の世界では、一線級の活躍を続ける主力でも、絶不調の長いトンネルから抜け出せないことがある。2024年シーズンもこれまで十分な実績を積んできた選手が、例年にないような不振に陥っているケースが多く見られる。ここでは、今季いまだに調子が上がっていない大物を紹介する。
青柳晃洋
投打:右投右打 身長/体重:183cm/83kg 生年月日:1993年12月11日 経歴:川崎工科高 – 帝京大 ドラフト:2015年ドラフト5位 投手3冠の輝きから一転、成績低迷に苦しんでいるのが青柳晃洋である。 川崎工科高校から帝京大学に進学すると、リーグ戦通算15勝に加え、ベストナインを獲得するなど優れた実績を残し、2016年ドラフト5位で阪神タイガースに入団。 プロ入り後数年間は結果を出せなかったが、2019年に初の開幕ローテーション入りを果たして9勝を記録した。 さらに、2021年に最多勝(13勝)、最高勝率(.684)のタイトルを受賞。さらなる飛躍を遂げると、翌2022年は24試合登板で13勝4敗、勝率.765、防御率2.05をマークし、投手3冠(防御率・勝利・勝率)に輝いた。 阪神のエースとなった青柳だったが、昨季は安定感にかけるピッチングが目立って2桁勝利を逃すと、今季も精彩を欠いており、すでに3度二軍へ降格している。
ベースボールチャンネル編集部