RIZIN参戦のYUSHIをMMAマッチで秒殺KO勝利したジョリー

　6月2日に東京・アリーナ立川立飛で開催された格闘技イベント『Breaking Down 12』のバンダム級MMAマッチでRIZIN参戦のYUSHIに失神KO勝利を飾ったジョリー。　　　 　衝撃的な結末に会場は大歓声となったが、ネット上でもジョリーのパフォーマンスに高評価の声が多く上がった。そして、ジョリーは試合後にその“ハマった戦略”を明かした。 【フォト】ジョリーの衝撃の飛びヒザ蹴りKO！RIZIN活躍のYUSHIが失神 　安保瑠輝也チャンネルのメンバーのジョリー。ブレイキンダウンで活躍する傍、“RIZIN参戦が格闘家としての目標”と語っており、今回のYUSHIとのMMAマッチで勝利した暁には、RIZIN参戦の“直訴”を榊原代表にしたいと、それを朝倉未来にも手伝って欲しいと戦前に語っていた。 　自分の夢をかけた一戦。ジョリーは61kg契約マッチで戦うため、13kgの大幅減量に成功。その時点でジョリーの本気度は明らかだった。 　試合は拮抗するのではとの大方の予想を覆し、ジョリーのワンサイドゲーム。開始すぐ、パンチ連打から組みつきテイクダウン。さらには強い圧力でYUSHIを下がらせ、ハイキックで1度目のダウンを奪うと、その後すぐに飛びヒザ蹴りKO！RIZIN参戦のYUSHIに何もさせずに完勝した。 　わずか45秒の衝撃に会場は大歓声。組みでも、打撃でもYUSHIを圧倒したパフォーマンスに、朝倉も「すごい勝ち方」と驚き、YUSHIの“RIZIN参戦の直談判”のサポートを約束したのだ。 　このジョリーのKO劇にネットはお騒ぎ。“やんちゃキャラ”で過激な言動を繰り返すジョリーは日頃、アンチの声が多いが、今回ばかりは称賛多数。Xでもトレンド入りし、「ジョリーが好きになった」「めっちゃ強くなっている」「認めるしかない」なども声が上がった。 　では、ジョリーはなぜこんなにまで完璧な試合ができたのか。ジョリーは試合後のインタビューで「MMAの距離の方がKOできる」とこれまでのキックルールよりやりやすかったことを強調。そ 　続けて、その戦術について「YUSHIが“自分の（右）カーフキックを警戒している”とツイートしたのを見て、（その裏をかいて）前日に（いつものオーソドックス構えではなく）サウスポーで行くことを決めた。それが見事に全部ハマった」とコメント。ジョリーは戦いの最中、この戦術でYUSHIが困惑しているのが分かったという。 　大会後に公開された安保チャンネルの大会総括投稿でも、安保は今回のジョリーの戦いを絶賛。ジョリーがこの試合に向けて猛練習してきたことを明かしていたが、13kgの過酷な減量に打ち勝ったことと言い、今回の勝利は一重に彼の努力の結果なのだろう。 　果たして、ジョリーの想いはRIZINに届くのか。今後の動向に注目したい。