配信初日から連続1位の話題作『極悪女王』で大反響、唐田えりか×剛力彩芽「人生と命を全部ぶつけて挑んだ」
■ 「唐ちゃんの目の輝きは、芝居を超えている」(剛力)
──そんな『極悪女王』には、それぞれのレスラーたちがスターになる瞬間が描かれています。ちなみにお互いを見て、「スターだな」と思うところはありますか。 唐田:姉さん(剛力)は運動神経です。レスラー役のみんなで練習しているときも圧倒的で、三点倒立も普通に1分間くらいやるし、跳ね起きも全部うまく決めるし。私なんか何回かやって1度成功したらラッキーな感じなのに。だからプロレスの試合でも、なにかあっても姉さんなら大丈夫だという心強さがありました。 剛力:唐ちゃんは先ほどもお話した目です。彼女の目の輝きは芝居をこえています。相手選手を睨んでいる視線や、「立ち上がれよ」と言うシーンの目は鳥肌が立ちます。 普段は笑うのが大好きな女性で、楽しい場所の真ん中にいる。そこでギリギリまで大爆笑しているのに、お芝居に入った途端、ガラッと変わる。そしてあの目になる。そのスイッチの入り方は、スターの資質を持つ人にしかできないこと。とにかく唐ちゃんの目のすごさは、観てくださるみなさんに感じ取ってもらいたいです。 ──そんなお二人にとって『極悪女王』は生涯忘れられない作品になったのではないですか。 唐田:胸を張って「おもしろいものができた」と言えます。みんなが人生と命を全部ぶつけて挑んだ作品。一人ひとりがそういう気持ちでやったので、とにかく観てほしい。観たら分かる、と言いたいです。 剛力:そうそう、「観たら分かる」がもっともふさわしい言葉。この作品を観ると命を燃やす気持ちがきっと生まれるだろうし、あと、レスラーを応援するファンの人たちのキラキラした姿にも注目してもらいたい。なにかに打ち込むことの素晴らしさが伝わってきます。私自身もこの作品をきっかけにプロレスが好きになったので、プロレスを知らない人にも『極悪女王』を観てほしいです。