「我々はやるべきことをやった」 バルセロナのデコSDが今夏の移籍市場を振り返る。ダニ・オルモは「戻りたいという意志…」
バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が、スペインメディア『as』のインタビューに応じ、今夏の移籍市場での動きやチームの現状について語った。その内容を同メディアが、現地時間13日に報じている。バルセロナは、財政的に苦しい状況が続いているが、今季のラ・リーガでは開幕4連勝と素晴らしいスタートを切っている。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! デコSDは、今夏の移籍市場を「我々はやるべきことをやった。毎年新しい選手を補強した方が良いと考える人もいるが、そんな必要はない。選手たちとの契約更新などを通じて、現在と未来のための基盤を作ることが重要だ。それが我々の考えだった」と振り返った。 今季から指揮を執るハンジ・フリック監督については、「バルサでは、シャビ(・エルナンデス前監督)の決断を知った時に、ハンジ(・フリック)に焦点を当てた。彼は経験豊富で冷静だ。個性と経験を持つ監督で、我々が進みたい道と合致した」とドイツ人指揮官を招聘した理由について語った。 さらに、今夏に獲得したダニ・オルモの獲得経緯については次のように述べた。「選手自身がバルサに加入したいと思うことが非常に重要だ。そう思ってくれるのなら、移籍交渉は簡単になる。オルモの場合は、最初からバルセロナに戻りたいという強い意志を示し、タイトルを獲得して、クラブで歴史を作りたいという熱意を持っていた。それがあれば、あとはクラブ間および選手との合意に達するだけだ」 続けて、加入してからわずか半年でレアル・ベティスへとレンタル移籍することとなった19歳のビトール・ロケに関しては、「彼は、非常に困難な6か月を過ごした。若くしてバルセロナのような大きなクラブに加入することは簡単ではない。クラブの意向は、出場機会を与えることだった。ベティスでプレーする機会は、彼にとって非常に良いものになるだろう」と述べた。 また、今夏に獲得を目指していたアスレチック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズやロベルト・レバンドフスキの後任として報道が出ているマンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドについて質問が及ぶと、「バルセロナの選手以外については話せない」と言及を避けている。
フットボールチャンネル編集部