Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング9位。カップ戦に強い!? 5億円の増収、9人のホームグロウン選手
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
9位:セレッソ大阪(201) 2023リーグ戦成績:9位(J1) 2023リーグ戦平均入場者数:1万7074人(10位) 2023シーズンホームグロウン人数:9人(9位タイ) 2022年度営業収益:約42億1600万円(11位) 4項目すべてが10位前後という均整のとれた数値となったセレッソ大阪。1995年のJリーグ参入以来、J2に3度降格しているが、上位に食い込んだ年も少なくない。2021年8月から指揮を執る小菊昭雄監督の下では下位に沈むことはなく、YBCルヴァンカップでは21年、22年と2年連続で決勝進出を果たすなど、高水準の成績を残している。 今季は終盤戦の失速が響いて最終的に9位となったが、それまでは上位をキープしていた。また、今季開幕時点では9人のホームグロウン選手が登録されている。香川真司や山下達也、今季限りで退団する丸橋祐介といったベテラン、北野颯太や西尾隆矢といった若手が在籍している。 営業収益は2019年度と比較すると約5億円の増収となっている。19年度は約2.8億円の損失となっていたが、22年度は5700万円の純利益に。トップチーム人件費が約4億円削減されていることが変化の大きな一因となっているが、香川が今季加入したことで人件費にも変化が起きるかもしれない。
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