面接で「知ったかぶり」をすると、どこかで必ずボロが出る…分からないことを聞かれたときの「正しい対処法」【インターンシップ経験者が助言】
リモート面接は大げさぐらいの反応がちょうどいい
2020年の春ごろ、新型コロナウイルス感染症のニュースが毎日のようにメディアに流れていたときは、まだリモートで仕事をする、リモートで授業を受けるという形はメジャーではなかった。今ではその形は大きく変容し、仕事だけでなく面接もまた、リモートで行うのが一般的になった。 候補者が絞られている面接や最終面接は対面で行う企業もまだまだ存在するが、インターン選考を受けるとしたらリモート面接は避けては通れないものと思っていい。 対面面接のお作法やポイントを遵守することはもちろんだが、リモート面接ならではの要点も存在する。これは画面の明るさ、映りの角度などデバイスの問題にかかわるような物理的な内容以外の話だ。 リモート面接で特に意識するべき点は、面接で聞き手にまわる瞬間に、いかに話し手に気持ちよく話させるようなリアクションができるかどうかだ。もっというと、「対面の面接であったら少し大げさでは?」くらいの反応のほうがリモート面接ではちょうどいい。少し疲れるかもしれないが、リモートの場合、相づちや返事は食い気味ぐらいがいい塩梅だ。 自分が話すことばかり意識していると、聞き手のときに“無”になってしまったり、「へぇ~」というような薄い反応しかできなかったりする。自分が話し手のときは何もしなくても勝手に集中モードに入るだろうが、聞き手のときはしっかり聞こうという気持ちがないと上の空になってしまうので気をつけたい。 過去の面接で、私が話し手のときに、終始面接官の反応が薄すぎて「音声が聞こえてないのでは?」と思う瞬間があった。私の話の内容が刺さっていなかったからなのか、それとも元々こういう反応の人なのかと思ったが、後日同じ面接官で面接を受けた友人も同じことを言っていたため後者だと判断した。 それと同時に、自分もリモート面接で人の話を聞くときにそういった反応をとってしまっていないかと気になった。逆の立場になってみて、その不快感を知ったことで、自分自身もはじめて意識するようになったのである。 トテ ジェニファー麻綾