面接で「知ったかぶり」をすると、どこかで必ずボロが出る…分からないことを聞かれたときの「正しい対処法」【インターンシップ経験者が助言】
分からないことに対して「すみません」と謝る必要はない
面接中に切り込んだ質問をされて、頭が真っ白になるような状況を想像してみてほしい。それも、自分が全く答えを知らないような話題を展開されてのことだ。とっさに知ったかぶりをするか、正直に「分からないです」と言うか、それともほかにどんな対応を取るだろうか。 数年前の私は、どちらかといえば反射的に分かったような態度を取るタイプだった。つまり、この場合でいうと知ったかぶりをする人だ。今となっては、それだけはやめておいたほうがいいと声を大にして言える。しかし当時は、知らない=不採用、分からない=恥ずかしいことと心のどこかで思っていた。 実際には、この思い込みは真逆といってよい。冷静に考えてみれば、誰でも分からないこと、知らないことがあるのは当たり前である。ましてや、学生であればなおさら、知っていることよりも知らないことのほうが多くて当然のはずだ。なのに、なぜだか面接の場に行くと、全てを知っていて当然、というような考えになってしまう。 知ったかぶりをした場合に、さらに深掘りをされて最終的に返すことができずアウト、という状況になるよりも、はじめから「知りません」と伝えたほうがマシだ。それに、知ったかぶりをしている状態で入社できたとしても、企業側が思っている自分と実際の自分が違いすぎて、どこかでボロが出てしまう。 では、面接で分からないこと、知らないことを聞かれた場合はどうすればいいのか。時間次第で答えられそうな内容であれば、「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」考えてもさっぱり返事ができなさそうな内容であれば、はっきりと「分からないです」、「そこまでは存じていません」と言うべきだと思っている。 ここで「すみません」と謝る必要はない。何も悪いことはしていないし、知識が及ばなかったことは面接官に謝るべきことではないからだ。もしも、これにプラスアルファで何かを言うとしたら、「いまは存じ上げていませんが、今後勉強していく予定です」などと、今後キャッチアップしていく意欲を示すのがベターだ。