千葉J・渡邊雄太「一生に一度。1分1秒を噛み締めながら」B1デビュー戦16得点で勝利に貢献
10月5日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 シーズン」B1第1節の千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス、GAME1がLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)で行われ、千葉Jが91ー84で快勝。史上2人目の日本人NBAプレーヤーである渡邊雄太のBリーグデビュー戦を白星で飾った。 先発出場した渡邊は、ペイント内外で多彩なフィニッシュを見せ、前半だけで11得点5リバウンドと存在感を発揮。チームは第1クォーターだけで26-7と好発進しながら、第2クォーター以降は追い上げられる展開となり、最大23点リードが消滅。それでもオーバータイムの末に91-84で競り勝った。渡邊は39分3秒のプレータイムで6本中2本の3ポイント成功を含む16得点、8リバウンド、1アシスト、1スティールの成績だった。 試合後、記者会見に出席した渡邊は、「前半良いかたちで入れたけど、宇都宮が強いのはわかっていたので、こういう試合になるかもとも思っていた。最後まで落ち着いてプレーして、まず開幕戦に勝利できたことは良かった」と試合を振り返った。 高校卒業後にアメリカ進学した渡邊にとっては、NBAキャリア6年を経て迎えた待望の“Bリーグデビュー戦”。「今日に関しては一生に一度、自分にとってBリーグデビュー戦は今日しかないので。もちろん勝ちに行くなかで、1分1秒を噛み締めながらプレーしたいと思っていた。勝つこともできたし、楽しむこともできたので、自分の中では満足しています」と頷いた。 この日は速報値で9708人のファンが来場。スタンドの一角を黄色で埋めた宇都宮ファンの数に「驚いた。すごい」と率直な思いも口にしつつ、「11年前に日本にいたときにはこういうアリーナ、これだけのお客さんが入ることは想像できていなかった。日本代表として日本バスケの熱が上がっているのはわかっていたんですけど、こういうアリーナであれだけたくさんのファンの皆さんの前でプレーできたことは光栄だと思っていますし、今シーズンああいう形でプレーができると思うと、まだ試合が終わったばかりですけど、もう明日の試合が楽しみで仕方ないです」と胸踊る思いも明かした。 宇都宮とのGAME2は明日6日14時からティップオフ予定。デビュー戦を白星で飾った渡邊は、「(今日は)後半は疲れだったり、前半にリードしたこともあってちょっとプレーの精度を欠いてしまったかなと思っている。長いシーズン、そういう部分を反省して、また次につなげられるように、映像を見てまた明日に備えたい」と次戦を見据えた。
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