44歳初婚で「4人の父」になった男性が語る本音 歌舞伎役者のような色白ハンサムが選んだ人生
気になるのは3人の連れ子との関係性だが、子ども好きの敏和さんは難なくクリアしている。 「20歳の長女は専門学校を出てからフリーターをしていますが、最近は僕の仕事を手伝ってくれています。何でも気兼ねなく話してくれるので信頼関係は築けているはずです。19歳の長男は優しくていい子ですよ~。奨学金をもらって大学に通っています。男同士でスーパー銭湯に行ったりする仲です。ちょっと難しい時期なのは14歳の次女。奥さんと付き合い始めた当初は僕とも仲良くしていましたが、今は避けられていますね。『(敏和さんを)嫌いじゃない。思春期だから仕方がない』と自分で言っています(笑)」
敏和さんは建築関連の国家資格を取得し、相方と2人で合同会社を設立。某ホテルチェーンの仕事を請け負う形で安定収入を確保している。なお、かつては保育園の給食室で働いていた雅美さんは、現在は子育てに専念中だ。 ■寂しがりの彼にとってのベストパートナー 「僕の年収は500万円ぐらいですが、節約志向の奥さんにすべて渡しているので安心です。僕は車とか洋服とかに頓着しないほうですし、旅行に行きたいとも思いません。小遣い制で貯金ができるのはむしろ助かります。教育費がかかるのは家族だから当たり前です」
外食好きではないけれど「いいものを食べたい」という気持ちがある敏和さん。料理上手の雅美さんには胃袋をつかまれていることを隠さない。 「何を食べても美味しいのに『もう少し濃い味のほうがよかった?』とかいろいろ聞いてくれるんです。何よりも、仕事から家に帰ってきたときに一人じゃありません。その日にあった嫌なこと、つらかったこと、何でもないことをすべて話せます。夫婦喧嘩はしません。奥さんに『子どもの面倒をもっと見てよ』とか言われたら、すぐに謝っていますから(笑)」
週末は地域のスポーツコミュニティでボランティアコーチもしているという敏和さん。常に人の輪の中にいたいと願う彼にとっては、連れ子が3人もいるしっかり者の雅美さんがベストパートナーなのかもしれない。 本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申込みはこちらのフォームよりお願いします。
大宮 冬洋 :ライター