44歳初婚で「4人の父」になった男性が語る本音 歌舞伎役者のような色白ハンサムが選んだ人生
■マッチングアプリの検索条件は「子どもが欲しい人」 久美子さんと別れた後も、「彼女は絶え間なくいた」と明かす敏和さん。10代の頃のようにモテモテだったわけではない。寂しがりであることを自覚している敏和さんは、マッチングアプリなどで自分から声をかけ、ちゃんと向き合ってくれる女性を好きになる傾向があるようだ。その一人が雅美さんだった。 「僕の検索条件は東京在住の年下で、子どもが欲しい人、ぐらいです。奥さんとは会ったときから『結婚するならこの人かもなー』と感じました。僕はおとなしい女性が好きなのですが、奥さんはちょっと違って、愛嬌があって明るいタイプ。初対面でも話していてずっと笑っていました」
東北出身の雅美さんは高校卒業後に上京。すぐに結婚して子どもにも恵まれたが、夫のDVに耐える日々が続いた。 「ストレスで髪の毛が抜けたりしていたそうです。3人目の子が生まれた後、たまらずに逃げ出したと聞いています」 我がことのように顔をゆがめる敏和さん。高校を卒業するまでハードな体育会の世界にいたにもかかわらず、人を殴ったことは幼い頃の一度しかないと語る。平和主義の男性である。 ■子どもとの関係性 最初は子どもがいることを伏せていたという雅美さん。敏和さんの前では心を開き、明るく振る舞うだけでなく真剣な表情も見せるようになった。自然な流れで1年後には結婚。現在に至る。
「実は、奥さんは1回流産をしているんです。そのときは『あなたに赤ちゃんを見せてあげたかった』とずっと泣いていました」 それだけに1歳半になる息子のことは夫婦で思い切り可愛がっている。「今まで生きてきた中で一番幸せ」とスマートフォンの動画を見せてくれる敏和さん。 「頼まれてもいないのに子どもの動画を見せるようになるなんて、自分でもビックリしています(笑)。せめてこの子が20歳になるまでは生きていたいと強く思いますね。成長をずっと見ていたいんです」