緊急登板の巨人D5位・又木が奮投!「冗談かと思った」けど粘った四回途中2失点
(セ・リーグ、巨人4-3ヤクルト、11回戦、ヤクルト6勝5敗、23日、東京D)緊急事態にルーキーが燃えた。ドラフト5位・又木(またき)鉄平投手(25)=日本生命=が腰痛の菅野の代役で先発し、3回1/3を2失点と奮闘した。 【写真】「あそこだ!」大型ビジョンに映し出すカメラに向かって笑顔で手を振る坂本と長野 「最初(先発は)冗談かと思いました。5回まで投げたかったけど、何とか勝ちにつなげられるようにと思った」 一回先頭、西川の強烈なライナーが右肘付近を直撃してベンチ裏に下がったが「痛かったけど、あれで吹っ切れた」と続投。四回1死一、三塁で後を託した2番手の赤星が3ランを被弾して失点が記録されたものの、73球で5三振を奪った。 6投手で継投し、1点差で逃げ切った。阿部監督は「(又木は)変化球のときに(腕の振りが)緩むのが大きな課題なんだけど、結果オーライ」とねぎらった。新入団発表時に「『またきの回またぎ』で覚えてください」とアピールした〝何でも屋〟が持ち味を発揮した。(谷川直之)