電撃移籍もあり得る!? 阪神のトレード注目選手(3)いまだ1軍出場なしの“3年目”
今季は球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神タイガース。しかし、主軸の大山悠輔や佐藤輝明が打撃不振に苦しみ、一時は二軍落ちになるなど不測の事態も発生している。7月31日までがトレード可能期間となるが、緊急補強に動く可能性も考えられるだろう。今回は、阪神のトレード候補となり得る選手を紹介する。(※今季成績は7月10日時点)
鈴木勇斗
・投打:左投左打 ・身長/体重:174cm/86kg ・生年月日:2000年3月17日 ・経歴:鹿屋中央高 - 創価大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 ドラフト2位と高い評価で入団した鈴木勇斗。今季でプロ3年目を迎えるが、一軍のマウンドに立つことができずにいる。 創価大では2年時からリーグ戦に登板。3年秋には9試合登板で4勝1敗、防御率1.72の活躍を見せ、リーグMVPを受賞。好左腕として注目を集め、2021年ドラフト2位で阪神タイガースに入団した。 ルーキーイヤーはファームで13試合に登坂するも、防御率8.06とプロの壁に苦戦。25回2/3を投げて26四死球を与えるなど、制球面での課題が浮き彫りとなった。 昨季も一軍登板は叶わず。ファームでは21試合に登板し、5勝2敗、防御率3.69と防御率が良化したが、75回2/3を投げて54四死球と制球面は改善されていなかった。 プロ3年目の今季は、ファームで12試合(18回1/3)に登板し、防御率3.93。また、与四球は17個を献上しており、今季も課題は明白となっている。 阪神では投手陣の層が厚い上、制球力が重視されており、一軍でのチャンスが巡ってこないのが現状だ。 コントロールには不安が残るが、高いポテンシャルを持つだけに、他球団から注目され得る存在だ。
ベースボールチャンネル編集部