中国証監会、ヘッジファンドの浙江瑞豊達を調査-違法行為疑惑
(ブルームバーグ): 中国証券監督管理委員会(証監会)は、ヘッジファンドの浙江瑞豊達資産管理を違法行為の疑いで調査していると発表した。一部報道によると、同ファンドは投資家の償還要求を満たせなかったほか、支配株主の行方が分からなくなっている。
証監会は11日にウェブサイトに掲載した文書で、問題を深刻に捉えているとし、浙江瑞豊達の運営に関する調査を実施するよう関係機関に指示したことを明らかにした。同社には複数の違法・不正行為の疑いがあるとしている。
浙江瑞豊達にコメントを求めて営業時間外に連絡したが、応答はなかった。
深圳市排排網投資管理の集計データによれば、浙江瑞豊達は2016年に設立され、運用資産は30億元(約650億円)。4月末までの2年足らずで795%のリターンを上げた商品の投入で知られる。
政府系メディアの第一財経は、浙江瑞豊達の商品の中には禁止行為である年8%以上のリターンを約束しているものもあったと報じた。証監会は違法行為疑惑の詳細は示していない。
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原題:China Probes Local Hedge Fund for Suspected Illegal Activities、China Probes Hedge Fund With 795% Product Gain, Missing Owner(抜粋)
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