福田萌、在宅の夫と「まるでラグビーボールのやりとり」と話す「怒涛の三人育児」
昨年末に第三子を出産したばかりの福田萌さん。数年前にシンガポールに移住し、10歳の女の子と7歳の男の子、夫の中田敦彦さんと暮らしている。 【マンガを読む】福田萌の、中田敦彦との結婚後の“激動の日々”をコミカライズ! タレントとしての仕事をしながら、母親同士がつながるサロンを提案したり、防災士の資格をとったり……一人の母として、女性として、妻として、仕事人として、感じたことを福田さん自身の言葉で綴ってきたこの連載が書籍化され『「中田敦彦の妻」になってわかった、自分らしい生き方』として刊行。「妻に合わせる気が全くない“ジェット機型走者”」の夫・中田敦彦さんとの激動の人生、ジェットコースターのような毎日がまとめられていて、大きな話題を呼んだ。 今回は出産後4カ月経ち、ようやくなんとか軌道に乗ってきたという三人育児について、いま感じていることを綴っていただいた。
10歳の長女は、まるでもう一人のママ
去年末に次男を日本で出産、1ヵ月検診を終えた後、シンガポールに戻った。先日次男が生後4カ月を迎え、三人育児生活も軌道に乗ってきた気がする。 まず10歳になる長女はとても戦力になってくれる。もともと赤ちゃんや小さい子供のお世話が大好きな長女は、そのお世話好きにさらに拍車がかかり、無双状態だ。家の中に夫の他に大人がもう一人いるようで、とても心強い。 長女ができることをざっと挙げると、ミルクの調合、おむつ替え、お風呂の受け渡し後の着替えや保湿、一緒にお風呂に入ること、抱っこ紐を装着して抱っこする、ご飯作り、絵本の読み聞かせ……。まるでもう一人のママが家の中に住んでいるようだ。 もちろん10歳の娘に常におんぶに抱っこというわけにもいかないし、長女も抱っこをしたい日やご飯を作りたい日など気分によってやりたいことが異なるので、私も一番の優先事項は長女の気持ちだ。 長女の体力的にも長時間のお世話は無理だと承知している。だけど、自立している彼女がいてくれるから、きっと妊娠中も私が新生児を迎えることへの不安は大幅に軽減していた。彼女の存在が精神的な私の支えになっている。 7歳の長男は、出産前から私と1ヵ月ほど離れて暮らさなければならず、気持ち的に大変な状況に追いやられていたと思う。幼い彼の心にいっぱい負担をかけてしまったと、私もぎゅっと苦しい気持ちを抱えていた。赤ちゃんが産まれてすぐは、露骨に態度に表すわけではないけれど、赤ちゃんと一緒に写真に映ることを嫌がったりしていた。 赤ちゃん返りして大変という年代ではないけれど、末っ子の座を奪われた彼にもいろいろ思うことがあるのかもしれないと、常に私も気を配っていた。