挫折、ギリギリの状態で生活…コアラ小嵐はなぜ"筋トレYouTuber"になったのか
“筋肉を大きくすることができた”という成功体験が自信につながっている
――個人的な相談になってしまいますが(笑)、筋トレって少しサボると、一気にモチベが下がるというか、全てを投げ出したくなってしまうというか…。三日坊主にならないためには、どうしたらいいのでしょう。 「三日坊主でもいいんですよ。三日やって休んで、また三日やればいい。一週間できれば大したものだし、一カ月できれば超ラッキー! いきなりすごい目標を掲げるのではなく、続けるために、とにかくハードルを低く設定することが大事です。 例えば出勤する時に一駅分歩くとか、簡単なことから習慣化していくこと。全部を完璧にこなすのは難しいので、毎日60~70点くらいでも、ゆるりとやっていけばいいと思います」 ――「もう筋トレをやめたい!」と思ったことはありますか? 「これが、幸いなことに一度もないんですよ。健康な限りずっとやっていたいですし、80歳になってもボディビルの大会に出たいと思っています。 僕の人生は挫折続きで、これまで何も成し遂げたことがありませんでした。でもこうやって筋肉を鍛えて、ボディビルの大会で優勝させてもらったこともありますし、“俺は筋肉を大きくすることができた”という成功体験が自信につながっています。 例えば誰かに怒られて猛烈に落ち込んでも、“いや待てよ。俺、筋肉あるしなぁ”って(笑)。心の拠り所になったり、ある種の逃げ場になったり、筋肉が人生の助けになっている。筋肉を大きくすることやボディメイクって、達成すると大きな自信につながるんだと思います」 ――最後に、今後の展望を教えてください。 「今は国内のボディビル大会に出ていますが、いずれ世界の大会に出てみたいです。簡単なことではありませんが、やはり筋トレそのものが好きで、楽しくなっているというのが大きいです。 筋トレを楽しむコツは、趣味としてとにかくハマること。何かメリットがあると続けやすいですよね。 筋肉があると今よりちょっとモテるかもしれないし、宴会で腹筋を見せればウケるかもしれない。営業職の人なら、筋肉のおかげで顔を覚えてもらいやすいかもしれない。そういう実益を得た時に、さらに筋トレが楽しくなります。“人生を楽しもう!”という姿勢が、何よりボディメイクに必要なことなのかもしれません」
【コアラ小嵐 プロフィール】 お笑いグループ・超新塾や筋肉集団・マッチョ29を経て、現在はフリーの筋トレYouTuberとして活動中。筋肉や健康の情報を発信しつつ、ボディビルなどの大会に出場している。「ミュージックブレイク―美BODYの強化書―」(テレ東)にも出演中。 (取材・文/みやざわあさみ)
テレ東プラス