挫折、ギリギリの状態で生活…コアラ小嵐はなぜ"筋トレYouTuber"になったのか
――食生活を楽しんでも、コアラさんのような筋肉を維持できるのでしょうか? 「意外と大丈夫なんですよ。マッチョはササミやブロッコリーばかり食べて塩すら使わないというイメージがありますが、それは極端な例で、初心者の方が真似をするのは危険です。やはりバランスよく食べることが大切で、僕はわりと好きなように食事を楽しんでいます。 ボディビルをやっているので、体重を増やしながら筋肉を増やす"増量期"には、ラーメンやハンバーガー、唐揚げもモリモリ食べます。 "チートデイ"という考え方がありますが、これも言葉が一人歩きしている印象。本来のチートデイは、減量中に計画的に摂取カロリーを増やす日のことを指しますが、減量中でもないのに『今日はチートディだから!』と、ただただ暴飲暴食する方も(笑)。健康を害さない程度なら、それも楽しくていいと思いますけどね」 ――「チートデイ」という言い訳、私にも思い当たる節が…(笑)。バランス良く食べて運動すれば、筋肉は保てるんですね。 「意識してほしいのは、筋肉ってそんなに簡単になくならないということ。例えば風邪をひいた時、僕は躊躇なく筋トレを休みます。でも、トレーニングを始めたばかりで燃えている時期って、つい無理をしてしまうんですよね。僕も何回かえらい目に遭いました。 一番酷かったのは親知らずを抜いた時。歯医者さんに止められていたのにジムでトレーニングをしてしまい、翌日とんでもない高熱が出てしまったんです。後で聞いたら『それはほんまに危ない! 絶対したらアカンことや』と…。幸い大事には至りませんでしたが、最悪の場合、手術の可能性もあるそうで、今の僕なら絶対にやりません。 かつての僕のように筋トレを1日も休めないというのは、まさに先ほど言った筋肉の奴隷という状態なんです。例えば旅行に行ったら、友達や家族をほったらかしてまで筋トレしなくてもいい。みんなで思い出を作ることが優先で、数日休んでも筋肉は無くなりません。そこもやはり“しょせん筋肉”という考え方です」