中邑真輔 ともに新日本けん引した棚橋弘至の引退に「喪失感的なものは一瞬感じた」
世界最大のプロレス団体である米WWEで9年間にわたって活躍するスーパースター、中邑真輔(44)が来年1月1日、プロレスリング・ノアの日本武道館大会に登場し、佐々木憂流迦(うるか、35)と一騎打ちを行う。中邑はこのほど、デイリースポーツの単独インタビューに応じ、憂流迦戦や、2026年の1・4東京ドーム大会で引退する盟友・棚橋弘至(47)=新日本プロレス=への思い、今後のWWEでの活動などについて激白した。 古巣・新日本では、かつて両輪として団体をけん引、V字回復させた棚橋が引退を発表。中邑は「あそこまで関係性の近い人が引退を口にするということは、自分も来るものがありましたよね。何か喪失感的なものは一瞬、感じましたけどね」と明かす。現在の立場の違いもあり「無責任なことは言えない」としつつ「大きな、感じることがあるとしか言いようがない。悔いのない1年を過ごしていただきたい」とエールを送った。 ◆中邑真輔(なかむら・しんすけ)1980年2月24日、京都府出身。青学大卒。2002年、新日本プロレスに入門した。日本武道館大会でデビュー。02~04年は総合格闘技にも参戦し、3勝1敗1無効試合。03年、史上最年少、最短でIWGPヘビー級王者に就いた。11年、G1クライマックス初優勝。棚橋弘至とともに新日本を暗黒時代からV字回復させた立役者。16年、WWEと契約。18年、ロイヤルランブル優勝。主なタイトルはインターコンチネンタル王座、US王座など。必殺技はキンシャサ。188センチ、104キロ。