対面型の大手保険会社の死亡保険に加入してるけど、「ネット保険」に変えるべき? 費用と内容はどう違う?
「対面型の大手保険会社に加入したまま見直しをしていないけど、ネット保険のほうがいいの?」「ネット保険ってどんな特徴がある?」といった疑問を持つ人もいるでしょう。ネット保険と対面型の大手保険会社では特徴が違うため、自分に合った保険会社を選ぶことが大切です。 本記事では、ネット保険と対面型の大手保険会社の違いについて解説します。どちらの保険会社がよいか検討する際の参考にしてください。
ネット保険の特徴
ネット保険とは、オンライン上で資料請求・申し込み・加入手続きができる保険のことです。しかし保険金請求の際などは必要に応じて書類の提出などをするため、すべてオンラインで完結するわけではありません。 ネット保険は自分で手続きを進めるため、利用者が分かりやすいシンプルな保険内容になっています。もっとも、ある程度の知識を持ち合わせていないと、自分に合った保険であるか判断が難しい場合もあるでしょう。
ネット保険と対面型の大手保険会社との違い
対面型の大手保険会社は、営業所を訪れたり担当者が自宅などを訪問してくれたりして保険契約をできる点がメリットですが、そのほかの点に関してもネット保険とは特徴が違います。ネット保険と対面型の大手保険会社ではどのように特徴の違いがあるか、図表1にて比較します。 【図表1】
両者の違いについて、以下の項目で詳しく解説します。 ■費用面 費用面はネット保険のほうが安い傾向にあります。ネット保険は実店舗がなくそれに伴う人員も最小限で済むため、宣伝費・設備・人件費等の「付加保険料」をおさえられます。そのため、保険料が安く済む場合が多いでしょう。 一方対面型の大手保険会社は、多くの実店舗や人員を抱えているため付加保険料が高くなり、保険料も割高の傾向です。 ■選べる保険の内容 ネット保険は、利用者がネットのみで保険を選びやすいよう、理解しやすいシンプルな単品型の保険が多い傾向にあります。不必要な特約に加入しなくてよいため、保険料もおさえられるでしょう。 対面型の大手保険会社は、さまざまな保障がセットになった総合型が多いです。特約などがセットになっているため、いざというときの保障をしてくれるでしょう。 ■サポート体制 ネット保険は、自分で要項を確認して自分で書類への記入などをしなくてはなりません。分からないことを聞く場合は電話・チャット・メールといった手段はあるものの、対面ではないため、こみいった相談はしにくいでしょう。 対面型の大手保険会社では担当者へ直接分からない点を質問でき、書類への記入もサポートしてもらえます。また、保険の見直しをする際も細かく相談に乗ってくれるため、今後のライフステージの変化などを踏まえて適切な保険へ加入できる可能性が高いでしょう。 ■保険金の請求手続き 保険金請求の際、ネット保険は契約者が直接保険会社に保険金を請求します。保険証券など必要なものをすべて自分がそろえないと、いざというときにスムーズに請求できなくなるでしょう。 対面型の大手保険会社は、担当に連絡を取ることでスムーズに手続きしてくれることが多いようです。しかし担当者が変わったばかりのタイミングでは、うまくコミュニケーションがとれないことも考えられます。
自分に合った保険会社を選ぼう
ネット保険も対面型の大手保険会社も、メリット・デメリットはあります。費用をおさえたい・自分で手続きできる自信があるならネット保険がおすすめです。 担当者からサポートが欲しい・保険請求をスムーズに行いたい場合は対面型の大手保険会社がよいでしょう。自分に合った保険会社を選ぶことで、いざというときに必要な保障が受けられます。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部