期待外れ…。Jリーグ“ガッカリ”外国人選手10人。2023シーズン、大苦戦した助っ人たち
FW:レアンドロ・ダミアン(元ブラジル代表) 生年月日:1989年7月22日 所属クラブ:川崎フロンターレ 2023リーグ戦成績:12試合3得点1アシスト 川崎フロンターレの歴史に名を残すストライカーであることに疑いの余地はない。2021シーズンにはチームをJ1リーグ連覇へ導き、自身は最優秀選手賞(MVP)、ベストイレブン、そして得点王と個人賞を総なめとしている。しかし、規格外の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンであっても、年齢による衰えには逆らえないようだ。 2023シーズン開幕前に右足関節の手術を行った影響もあって出遅れたL・ダミアンは、4月に戦列復帰を果たすもののパフォーマンスレベルが上がらず、その後はベンチ外が続いた。夏場には再び負傷離脱を強いられており、復帰後もゴール前における怖さはやはり戻ってこなかった。第33節の鹿島アントラーズ戦では2ゴールを奪ったが、リーグ戦最終成績は12試合3得点と満足できるものではない。 今季の川崎Fはまさかの8位に低迷。主力の退団や長期離脱者の多さが大きな痛手となっており、L・ダミアンは苦戦の1つの要因となってしまった。すでにブラジルメディアは同選手が今季で川崎Fを去ると報じているが、本当にこのまま別れを告げることになるのだろうか。
DF:ミケル・アグ(元ナイジェリア代表) 生年月日:1993年5月27日 所属クラブ:ギラヴァンツ北九州 2023リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト(湘南ベルマーレ) 2023リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト(ギラヴァンツ北九州) 長くポルトガルでプレーし、ナイジェリア代表としての出場経験も持つミケル・アグは、昨年に湘南ベルマーレに加入している。経歴だけで見れば頼りになる助っ人になるかと思われたが、合流後すぐに怪我を負ってしまったことで、1年目は公式戦に出場することが叶わなかった。 その怪我に多くの回復期間を要したことで、今季は出遅れた。当然ながら山口智監督の元で序列は低く、復帰してもなかなかピッチに立つ機会は訪れず。ようやく6月の天皇杯2回戦で25分間プレーしたが、青緑のユニフォームを身につけたのはこの1回のみで、同月にクラブ退団が発表されている。サポーターに活躍を届けられなかったどころか、未知なる存在のまま姿を消した形だ。 その後、ギラヴァンツ北九州への加入が決まったアグは、ボランチとセンターバックを兼任し出場を続けていた。しかし、田坂和昭監督が解任され、小林伸二新監督となってからは序列が低下。J3リーグ11試合に出場するもチームを低迷から救い出すことができず、契約満了に伴いシーズン2度目のクラブ退団が決まっている。持ち味を存分に発揮できたとは言い難い結果だ。