“秋の夕暮れどき”は交通事故が発生しやすい!? 自転車の「ながら運転」「酒気帯び運転」にも罰則!? 専門家が解説
◆自転車利用者は“ヘルメット着用”を忘れずに
令和6年秋の全国交通安全運動の重点ポイント3つ目は「自転車・特定小型原動機付自転車 利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」です。すべての自転車利用者に対して、ヘルメット着用の努力義務が課されたのは、頭部保護や被害軽減効果があるからです。自転車に乗るときは必ずヘルメットを着用しましょう。 また、自転車利用の場合も、車や歩行者に自分の存在を知らせるために早めのライト点灯を心がけましょう。さらに久米川さんは「自分の存在を車や歩行者などに知らせるため、自転車には反射材用品をつけてください」と話します。 最近、いろいろなところで自転車利用者の交通ルールが問題になっています。自転車は“車両”なので、車道通行が原則であることを忘れないでください。11月1日からは道路交通法の一部改正で、自転車利用者による「ながら運転」「酒気帯び運転」に対する新たな罰則も始まります。違反行為をおこなわないよう交通ルールを遵守しましょう。 また、最近ブームとなっているペダル付き電動バイク「モペット」は自転車ではありません。モーターを用いずペダルだけで走行する場合でも運転免許証が必要で、ヘルメット着用を必須とし、歩道通行は禁止です。 全国交通安全運動の重点ポイントを意識することで、交通事故の発生件数を減らすことができます。歩行者、自転車利用者、自動車運転者の一人ひとりが交通事故を自分の問題として捉え、相手の立場を考えて交通ルールを守っていきましょう。