「ほめられて出世」はもう古い? 若者の6割「人前でほめないで」に衝撃も……上司との“ギャップ”の理由【#みんなのギモン】
■謙遜、注目を浴びてしまう…街の人は
小野解説委員 「実際皆さんどう思っているか、23日に都内で聞いてみました」 大学生(21) 「自分の肯定感が少し上がるかなというのと、自分が今まで頑張ってきたことが認められるかなと思うので、(人前で)ほめられるのがうれしいです」 会社員(22) 「人前ではほめられたくないです。いろんな人がいるところでほめられると、ちょっと気まずいので。人の目とか気になるので。ほめてくれるなら、個別でほめてもらいたい。謙遜しちゃうし、もっとすごい人いっぱいいると思っちゃう」 大学生(20代) 「あまり注目を浴びたくない。できれば陰で、『こういうところがよかったよ』と言われた方がうれしいかな」 小野解説委員 「謙遜してしまうとか、注目を浴びてしまうという答えがありました」 山崎誠アナウンサー 「確かにほめられることは嫌じゃないけれど、ほめられた時の難しさのようなものはあるかもしれません」 杉原凜アナウンサー 「私も、いつでもどこでもほめていただいていいんですが…。確かに温度感は大切かもしれないですね。大げさだと困ってしまったり」 鈴江アナウンサー 「どう受け止めていいか分からなかったり…」
■「恥ずかしさが勝る」…調査で出た声
小野解説委員 「皆さんいろいろ思うところがある通り、ほめられることには複雑な気持ちがあります」 「調査では『大勢の前ではちょっと負担かな。目立つし、うれしさよりも恥ずかしさが勝ってしまう』『うれしいけど、そこまで大したことじゃないのに…』といった声がありました」
■ほめられるのは好き、でも苦手?
小野解説委員 「複雑な気持ちは、同じ調査の数字に表れています。約8割の人は、人にほめられるのは好きと答えています。一方で、好きと答えた人の46.3%は、どこかほめられるのは苦手だという気持ちも同時に持っているそうです。ちょっと矛盾しているようにも思いますよね」 山崎アナウンサー 「ほめられるのは好き、でもほめられるのが苦手…。難しいですね」