囲碁界初の和服対局実現 女流囲碁アマノ杯青龍戦12・7開催 藤沢里菜女流本因坊ら4人が対局
日本棋院は1日、新たな公式戦として「女流囲碁アマノ杯青龍戦」(優勝賞金250万円)を12月7日に横浜市「三渓園 鶴翔閣」で開催すると発表した。対局するのは藤沢里菜女流本因坊、上野愛咲美女流立葵杯、上野梨紗女流棋聖、謝依旻七段の4人。和服姿で打つ。 将棋では和服を義務付ける女流タイトル戦もあるが、囲碁の公式戦では初めて。福島県会津若松市で行われる女流立葵杯の挑戦者決定戦準決勝で、前日の前夜祭に和服姿で出席するのが通例となっているだけだ。華やかな演出と華麗な一手で、盤上と盤外をにぎわせる。 対局は1手30秒、途中1分単位で10回の考慮時間があるNHK杯方式の早碁トーナメント。当日は井山裕太王座が特別ゲストとしてやってくるほか、武宮正樹九段、吉原由香里六段、木部夏生三段、辻華三段、安田明夏初段らが出演して大盤解説会などのファンサービスも行う。