【オリックス・バファローズ】山下舜平大は本格化のシーズンへ、FA加入の西川龍馬に期待 | 注目選手・予想ローテーション・予想オーダー | 2024プロ野球選手名鑑
各球団から投打のキーマンをピックアップしつつ、予想ローテーション・予想オーダー、そしてオフシーズンの補強・移籍などを網羅した2024年のプロ野球選手名鑑。本記事ではオリックス・バファローズを紹介する。 中嶋聡監督の就任以来、パ・リーグ3連覇中のオリックス。投打で充実の戦力を誇っているが、このオフには山本由伸がメジャーリーグへ、山﨑福也が北海道日本ハムファイターズへ移籍した。一方で野手では広島東洋カープから西川龍馬を獲得。新たな顔ぶれでパ・リーグ4連覇へ挑むシーズンとなる。
注目選手
投手:山下舜平大 投手では4年目の怪物右腕・山下舜平大に注目。昨季はプロ初登板で開幕投手を務め、シーズンでは16試合(95回)で9勝3敗、防御率1.61、101奪三振という鮮烈なデビューを飾った。今春には野球日本代表・侍ジャパンにも選出されるなど、将来を嘱望されている。 昨季は登板間隔を空けながらの起用となっていたが、今季は中6日で先発ローテーションを守り、規定投球回到達、二桁勝利の期待がかかる。山本由伸、山﨑福也が抜けた穴を、本格化した山下が埋める、もしくはそれ以上の投球を見せるシーズンとできるか。 野手:西川龍馬 野手の注目は国内フリーエージェント権(FA権)を行使して広島から移籍してきた西川龍馬。昨季は離脱もあったが109試合で打率.305(416打数127安打)、9本塁打、56打点をマークし、ベストナインに選出された。 プロ8年間の通算でも打率.299と3割に迫る成績を残しており、その天才的な打撃技術は折り紙付きだ。一方で100試合以上に出場したシーズンはこれまで4度と、コンディション維持に課題がある。新天地ではケガなく試合に出続け、リーグ4連覇に主力として貢献したい。
予想ローテーション
3月25日時点で発表されてはいないものの、開幕投手は宮城大弥が務めることが有力視されている。高卒5年目の宮城だが、2年目から3年連続で規定投球回到達&二桁勝利をマークしている。エースの山本由伸が抜けた今季は、チームの大黒柱としての活躍が期待される。 2戦目は新加入のカスティーヨ、3戦目は左腕の田嶋大樹が続く見込み。 開幕2カード目には山下舜平大、東晃平の若手右腕が登板すると予想される。上述したように山下は昨季、16試合で9勝3敗、防御率1.61をマーク。東は10試合で6勝0敗、防御率2.06の好成績で、デビューから14試合負けなしだ。両右腕が昨年と同等の成績でシーズンを完走できれば、山本由伸の穴は充分に埋まりそうだ。 最後の一枠には2022年ドラフト1位の曽谷龍平が入りそう。しかしオープン戦最終登板となったDeNA戦で打ち込まれてしまった。先発・中継ぎで経験豊富な山岡泰輔や、新外国人のエスピノーザらが食い込む可能性もありそうだ。 1:宮城大弥 2:カスティーヨ 3:田嶋大樹 4:山下舜平大 5:曽谷龍平 6:東晃平