元REBELS王者の老沼隆斗がローキックの連打で15歳のタイ人ファイターをKO【RWS】
ムエタイの聖地であるタイのラジャダムナンスタジアムで開催されている世界最高峰の立ち技格闘技イベント「RWS(ラジャダムナンワールドシリーズ)」の日本大会である「Rajadamnern World Series 日本大会(RWS JAPAN)」が2月12日、東京・後楽園ホールで開催された。 今大会ではメインカードとして名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)が出場する「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(52.16kg)タイトルマッチ」を筆頭に日本vsタイの7対7の対抗戦を開催。その前に「RWS JAPAN」と題した今後、RWS本戦出場を目指す選手たちのトライアウトともいえる試合が6試合行われ、元REBELS-REDスーパーフライ級チャンピオンの老沼隆斗(STRUGGLE)がアピデート・チョーバンセン(タイ)に2RでKO勝ちを収めた。 老沼はREBELS、KNOCK OUTで活躍し、昨年は「SUK WAN KINGTHONG」を主戦場として戦い、10月にはフライ級王者のジュライ・ウォーワンチャイに挑戦するもタイトル奪取はならず、今回が再起戦だった。アピデートは15歳にして67戦48勝19敗の戦績を誇るファイター。
1R、アピデートはサウスポー、老沼はオーソドックスの構え。アピデートは左ハイを飛ばし右ロー。老沼もローを飛ばす。アピデートは左ハイから右ストレート。助走をつけての飛びヒザ。老沼は圧をかけて左カーフを連打。ラウンド終盤、左ローでダウンを奪う。立ち上がったアピデートに老沼は左右のローとカーフを打ち分け、2度目のダウンを奪う。残り10秒、一気に試合を決めに行った老沼だが、アピデートが組み付きしのぐ。オープンスコアはジャッジ3者とも10-7で老沼。 2R、アピデートが果敢に前に出るが、老沼はローで下がらせ、右の回し蹴り。踏ん張りの利かないアピデートがスリップダウン。老沼は圧をかけて右インロー、左ロー。アピデートは左ハイ、右ストレートを返す。老沼は圧をかけて左ロー、最後は右インローでダウンを奪いKO勝ちを収めた。