笑福亭鶴瓶 西田敏行さん追悼「もう1回会うてしゃべりたかった」 訃報翌日の偶然も明かす
落語家の笑福亭鶴瓶(72)が、10日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に出演し、先月17日に虚血性心疾患のため死去した俳優・西田敏行さん(享年76)との思い出話を語った。 【写真あり】76歳で天国へ旅立った西田敏行さん 西田さんは福島県郡山市出身。訃報が伝えられた翌日、鶴瓶は偶然にも同市で落語会に出演したという。番組には観客の1人から便りが寄せられ、「まるで落ち込んだ福島県郡山市民を慰問されていらっしゃるような気もいたしました」と、来訪を感謝する内容だった。 鶴瓶は「みんながね、沈んではるんですよ」と、会場内の寂しげな雰囲気を察したといい、「それだけの貢献があって、福島にね」と、あらためて西田さんの功績を称えた。「会場全体がね。やっぱり沈んだらあかん、そんなこと言わん方がええと思ったけど、気になってしょうがないし…」とも話した。 西田さんとは05年のTBSドラマ「タイガー&ドラゴン」で共演した。「急に亡くなったじゃないですか?すごい人が亡くなったよなと思いますよ」と、西田さんとの突然の別れを悔やんだ。 一緒に酒を飲んだこともあったという。「西田さんにもお世話になったしね。どこだったかな。恵比寿かどっかで一緒に飲んだんですよ。むちゃくちゃ言わはりますからね。“やめなはれ!”言うて、俺がツッコんだ。誰がどうこうじゃないんですよ?世の中に対してむちゃくちゃ言うてはった。ええかげんにしなはれって。おもしろくですよ?」。西田さんの暴走トークは、鶴瓶も焦って止めるほどだったという。 また「女優さんもみんなで。その時に広瀬アリスが来てました。僕、広瀬アリスってその時は分からなかったけど、そこで出会ったみたい」とも振り返った。 亡くなる9日前に、「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の完成報告会見に出席したばかりだった。「何やろね、ホンマに。米倉(涼子)さんもだいぶ沈んではって。ものすごくかわいがってもらったやろし。すーっと、カットアウトみたいな感じでしょう?亡くなり方が」と話し、「もう1回会うて、もうちょっとしゃべりたかったなと思いますね」と後悔を口にした。 また「ゲストに来てもらいたい人、来てもらわなあかんな。会うとかないと」ともつぶやいた。