【訃報】沖縄戦で鉄血勤皇隊だった石川榮喜さんが死去(95歳)
沖縄テレビ
沖縄戦に鉄血勤皇隊として動員され、最後まで本部隊と行動を共にし、体験者として戦争の悲惨さを語り継いできた石川榮喜さんが心筋梗塞のため亡くなりました。95歳でした。 石川榮喜さんは、県立第一中学校に在学中に鉄血勤皇隊として動員され、砲弾が飛び交う戦場で「炊事班」として食料調達などの任務にあたる中、多くの学友の死を目の当たりにしました。 2022年取材・石川榮喜さん: 「手足が吹っ飛ぶ。学友たち、はらわたが飛び出す」 石川さんは戦後、小学校教員として戦争体験を語り続け、退職後も各地で講演を行って、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えるため力を尽くしました。 2022年取材・石川榮喜さん: 「平和はお互いが作り上げるものだ」 養秀同窓会の太田幸子副会長は、「鉄血勤皇隊として最後まで本部隊と行動した数少ない体験者である石川さんの貴重な証言は、沖縄戦を語り継ぐ上で大きな役割を果たしてくれた」と石川さんの功績を振り返りました。 養秀同窓会によりますと、石川さんは19日、うるま市内の老人保健施設で心筋梗塞のため亡くなりました。95歳でした。 告別式は今月23日午後3時からうるま市のフェニックスホール具志川玉泉院で執り行われます。
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