【老化チェック付き】更年期から始まる「ひざの痛み」解決法3つ|美ST
2.膝の痛みを感じたらまずは整形外科へ
膝の痛みや異変を感じたら、まずは整形外科の受診をおすすめします。自己判断せず専門家に診てもらうことが大事です。 変形性膝関節症には保存療法(運動や薬で症状を和らげる方法)と手術療法の2種類があり、医師の診断のもと適切な治療方法を選択します。一般的には、まず保存療法を数か月続け、目立った効果が見られず膝の痛みや変形が悪化している場合は手術療法という流れになります。
3.膝の痛みを軽減するセルフケア
整形外科を受診したら、医師の判断も仰ぎながら日常でできるセルフケアを行っていきましょう。ここからは簡単に実行できるセルフケアをご紹介します。 \①患部を温める/ 変形性膝関節症などの慢性化した痛みには、患部を温め血行を改善するのがおすすめ。痛みの緩和や軽減が期待できます。38~39度くらいのお風呂にゆっくり浸かりましょう。半身浴でも大丈夫です。そのほかには温湿布や温めたタオルを使うのも有効です。 ただ、急に膝が痛み、腫れや熱感がある場合、患部を温めることはかえって逆効果になることがあるので、その場合は冷やすことが必要です。 \②ウォーキングをする/ 加齢による筋肉量の低下も膝を痛める原因になるので運動をすることが大切ですが、ジョギングでは膝に負担がかかりすぎる人におすすめなのがウォーキングです。 ウォーキングをする時は、まっすぐ前を見ながら下腹部に力を入れ背筋を伸ばし、前に出す足をピンと伸ばしてください。正しい歩き方を意識して歩くことで膝への負担が減ります。 通常のウォーキングがつらいという人には温水プールでの水中ウォーキングもおすすめです。水中なら膝への負担が大幅に減り、歩くのがつらい場合でも無理なく運動できます。
\③膝のストレッチをする/ 膝のストレッチをご紹介します。注意点として、膝に熱がある場合や、痛みが強い場合は行わないでください。 (1)まず椅子に浅く座り、足を床につけます。 (2)片方の足を前方に伸ばし、つま先を真上に向けます。 (3)背筋を伸ばした状態で、やや前傾姿勢になりましょう。つま先を真上に向けたまま、30秒この体勢をキープします。 (4)もう片方の足も同様に行います。 伸びにくくなった筋肉を伸ばすことで、立ったり座ったりする動作が楽になるでしょう。
教えてくれたのは…「あんしん漢方」薬剤師 中田早苗さん デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。 編集/根橋明日美