「あれは何?」 夜の県庁舎を彩る巨大なオレンジリング
21日の「認知症の日」合わせ 長野県でイベント
認知症支援のテーマカラー、オレンジ色の巨大なリングで県庁の建物を彩るイベントが20日、始まった。1月施行の認知症基本法は21日を「認知症の日」に定めていることから初めて実施。日没後、庁舎の窓に直径約20メートルの「オレンジリング」が浮かび上がった。 【写真】長野県庁の壁に浮かんだオレンジリング。少し引いて見たアングル 市町村などが開く「認知症サポーター」の養成講座を受講すると、手首に付けるオレンジリングが付与されることにちなんだ。各階の窓にオレンジ色の厚紙を貼って庁舎内の照明を点灯。21日までの2日間は午後5時15分から同8時までリングを見られる。 イベントの「現場監督」を務めた県介護支援課の保健師、蓮沼礼子さん(27)は、「あれはなんだろう、と興味を持ち、認知症を正しく知るきっかけにしてほしい」と話していた。