原子炉格納容器内は夏のような暑さ 東電、柏崎刈羽原発7号機を公開 再稼働の準備アピール
■原子炉格納容器の中へ
放射線管理区域になっていてめったに入ることができない原子炉格納容器の内部にも足を踏み入れた。内部は結構な暑さで、黙っていても汗がにじみ出てきた。原子炉からは銀色のパイプが何本も伸びていた。
最後に、使用済み燃料を保管するプールを見た。7号機のプールには2572本の燃料を保管でき、9月26日時点で全体の96%程度が貯蔵済みとなっていた。再稼働を見据えて貯蔵できる量を増やすため、「7号機のプール内の使用済み燃料を他の号機のプールに移したり、青森県にある使用済み燃料の中間貯蔵施設に搬出したりしている」(東電担当者)という。
構内では、協力企業も含めて1日約4千~5千人が働いている。その動きを見ていると、再稼働への準備が着々と進んでいることがうかがえた。(本田賢一)