サイバー空間のパトロール学ぶ 県警委嘱の専門学校生・山形
県警大学生等サイバーパトローラーに委嘱されている大原スポーツ公務員専門学校山形校(山形市)の学生の研修会が27日、同市の大原学園山形校で開かれ、サイバー空間でのパトロールに必要な知識を学んだ。 県警サイバー犯罪対策課の小野秀崇課長補佐が講師を務め、委嘱されている1年生約70人が、交流サイト(SNS)で強盗や特殊詐欺の実行犯を募る「闇バイト」など、犯罪につながる隠語の検索方法などを学んだ。小野課長補佐は「楽で簡単に高収入を得られると強調している求人情報に注意してほしい。秘匿性の高いアプリに誘導するものも犯罪の危険性が高い」と述べた。 いずれも警察官志望の蟻浪(ありなみ)小雪さん(19)は「SNSに慣れている若者の感性を大切に活動したい」、太田朝尭(ともあき)さん(18)は「自分が予想していたより身近に迫る危険性を感じた」と語った。