売上を指標にせずに「業績を上げ続けている企業」の共通点
あなたのお客さんの顔を思い出してみよう
ここで、自分の取引先やお客さんの顔を思い浮かべてみてください。その中で、あなたにとって「顧客」と言える人は、どのくらいいますか? もし、一人の顔も思い浮かばないとしたら、残念ながらあなたの顧客数はゼロ。ビジネスとしては極めて脆弱だと言わざるを得ないでしょう。 でも、心配することはありません。「顧客数経営」は、今、始めれば、それだけ早く不安から解放されます。1年もあれば十分、中には、「1カ月で明らかに変わった」という会社も数多く存在します。 メーカーなど、直接、最終顧客と接する機会がなかなかない業種もあると思います。それでも、少しでも顧客とつながり、自社・自店の「顧客数」が増える取り組みをしてほしいと思います。なぜなら「顧客」は、何があってもあなたを裏切らない安定的な売上をもたらしてくれるからです。 ぜひ、ご一緒に「不安のないビジネス」を実現させましょう。 【小阪裕司(こさか・ゆうじ)】 オラクルひと・しくみ研究所代表。1992年オラクルひと・しくみ研究所を設立。「感性と行動の科学」を軸にしたビジネス理論と実践手法を研究・開発し、2000年からその実践企業の会であるワクワク系(感性科学)マーケティング実践会を主宰。現在全都道府県および海外から千数百社が参加。提唱する理論の実践は、企業の生産性向上に資することが立証されており、2017年にはこれを活用する企業を全国に広げる事業が、経済産業省の認定を受ける。 新刊『顧客の数だけ、見ればいい』(PHP研究所)が好評発売中!
小阪裕司(オラクルひと・しくみ研究所代表)