「質問がいい人は伸びる」楽天・三木肇監督が感じるプロ野球で活躍する人の特徴は 質問がいい小郷選手は「ミスしても夢にする能力めっちゃ高くなった」【ヒーローインタビュー】
二度目の一軍監督に就任した楽天イーグルス・三木肇監督。前回指揮を執ったのはイーグルスに移籍した翌年の2020年。しかしチームはリーグ4位のBクラスに終わり、自身も1年での監督交代。いざ、返り咲きのシーズンへ。三木監督ロングインタビューで、その哲学を紐解きます。 【写真を見る】「質問がいい人は伸びる」楽天・三木肇監督が感じるプロ野球で活躍する人の特徴は 質問がいい小郷選手は「ミスしても夢にする能力めっちゃ高くなった」【ヒーローインタビュー】 ■二度目の一軍監督に「やるしかない」 守屋周アナウンサー: 一軍監督にまた就任されるということで、気持ちはどうですか。 楽天 三木肇監督: そうですね…、もう「やるしかない」って感じですね。 守屋周アナウンサー: 今回、2020年の時と比べると、2021年から24年まで二軍で接してきた小郷裕哉選手だったり藤平尚真選手だったり、そういった選手たちが一軍で今活躍されているということで。前回監督やられた時とはまた違う部分もあると思うんですが。 楽天 三木肇監督: 6年間イーグルスで携わらせてもらっているから、(イーグルスに来た)2019年の初めての時よりも選手たちのいろんな情報もあるし。前回、一軍で2020年の時コロナですごく変則的だったんですよね。 ■変則的だった一度目の監督就任 2020年3月、プロ野球シーズン開幕を目前に、新型コロナウイルスが猛威を振るいました。野球界を取り巻く状況も一変し、開幕直前に行われた12球団代表者会議では…。 斉藤惇NPBコミッショナー(2020年): 「開幕を延期するということを決定いたしました」 東日本大震災以来の開幕延期。誰もが先を読めない状況で指揮を執ることになりました。 楽天 三木肇監督: オープン戦も終わって「よし開幕」といった時に開幕が延びてしまって、年間120試合しかできずシーズンも11月までずれ込んで。延長戦が10回までだったり、同じチームと1週間6試合、6連戦。ファンの方もスタンドにおられず、すごく制約があったり、複雑なシーズンの中で、逆を言うと本当に貴重な経験をさせてもらったので。 1回、20年に監督をさせていただいて、監督の難しさ…重圧…。いろんなことをこの2025年に自分自身も生かしていきたいと思いますし、イーグルスの大切な選手たちの部分もしっかり責任を持って、選手のいい部分をしっかり出せるように準備してやりたいなと思っています。