トヨタがホーム戦『ラリー・フィンランド』に5台エントリー。最高峰は10台の争いに/WRC
8月1日(木)から4日(日)にかけて、北欧フィンランドにて2024年WRC世界ラリー選手権の第9戦『ラリー・フィンランド』が開催される。第8戦ラトビアから2週間を経て迎える第9戦を前に、エントリーリストが発表されている。 【写真】新リバリーが施された2台のトヨタGRヤリス・ラリー1 第7戦ポーランド、第8戦ラトビアと続いた高速グラベル(未舗装路)3連戦を締める『ラリー・フィンランド』。1973年のWRC初年度からシーズンに組み込まれるなど歴史を重ねてきたこのイベントは、北欧最大のラリーのひとつとして大きな注目を集める大会だ。 同国に拠点を据えるTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、今大会に今季最多となる5台のトヨタGRヤリス・ラリー1をエントリーさせた。 ドライバーについては、レギュラークルーの勝田貴元とエルフィン・エバンスに加え、今季はパートタイム参戦となっているカッレ・ロバンペラとセバスチャン・オジエも出走。最大3台までとされるマニュファクチャラー登録は、エバンス、オジエ、ロバンペラの駆る3台だ。 さらに、2024年シーズンはWRC2クラスにトヨタGRヤリス・ラリー2で参戦している期待の若手サミ・パヤリ(プリントスポーツ・レーシング)も、今回は5台目のトヨタGRヤリス・ラリー1に乗り込んで最高峰クラスにスポット参戦する。 一方、現在マニュファクチャラー選手権を1ポイントリードしているヒョンデ・シェル・モービスWRTは、引き続き3台のヒョンデi20 Nラリー1をエントリー。レギュラーのティエリー・ヌービルとオット・タナクに、今季4度目の出走となるエサペッカ・ラッピを加えた3人にマシンを託す。 そして、今大会より2台体制に戻るMスポーツ・フォードWRTは、アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンスターとともに、2台のフォード・プーマ・ラリー1でライバルに挑む。最高峰クラスに参戦している3チームの、第9戦フィンランドのエントリーリストは以下の通りだ。 ■2024WRC第9戦ラリー・フィンランド エントリーリスト(7月4日付) No./Team/Car/Driver&Co-Driver/Eligibility 11/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/ティエリー・ヌービルマルティン・ウィダグ/M 33/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/エルフィン・エバンススコット・マーティン/M 8/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/オット・タナクマルティン・ヤルヴェオヤ/M 17/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/セバスチャン・オジエヴァンサン・ランデ/M 16/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/アドリアン・フルモーアレクサンドル・コリア/M 69/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/カッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネン/M 18/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/勝田貴元アーロン・ジョンストン/ 4/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/エサペッカ・ラッピヤンネ・フェルム/M 13/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/グレゴワール・ミュンスタールイス・ルッカ/M 5/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/サミ・パヤリエンニ・マルコネン/ [オートスポーツweb 2024年07月29日]