【ヤクルト】巨人に勝利し2連勝! 初回の4球目に長岡が決勝打放つ 山田が5号弾 吉村は8回途中無失点で1ヵ月ぶり白星 借金5まで減少
■プロ野球 巨人 2ー4 ヤクルト (21日・東京ドーム) ヤクルトが巨人に勝ち2連勝。 打線は初回に1番・西川遥輝が初球打ちの二塁打、2番・丸山和郁が初球を犠打で1死三塁。3番・長岡が2球目を捉えセンターへの先制打を放ち、これが決勝点となった。4回には山田哲人の5号ソロ弾、6回は中村悠平がスクイズを決めそれぞれ1点を追加。さらに8回、オスナにも適時打が飛び出し4点目を挙げた。 投手陣は先発の吉村貢司郎が8回途中無失点の好投で5月17日、阪神戦以来となる白星を挙げた。救援陣は2番手・大西広樹が8回途中から登板しその回を無失点に。最終9回は3番手・石山泰稚が2失点を喫すると4番手・田口に代わり逃げ切った。 ヤクルト打線は1番センター・西川、2番ライト・丸山和、3番ショート・長岡、4番サード・村上、5番レフト・サンタナ、6番セカンド・山田、7番ファースト・オスナ、8番キャッチャー・中村、9番ピッチャー・吉村とオーダーを組んだ。コンディション不良から復帰した中村はさっそくスタメンマスクを被った。 巨人の先発・戸郷に対する初回の攻撃、1番・西川が初球の直球をとらえセンターの頭上を越える二塁打を放つ。すると2番・丸山和の犠打、3番・長岡のセンターへの適時打で1点を先制。球数にしてわずか4球で得点を奪った。 ヤクルトの先発は吉村。今季交流戦は3先発し、2敗と振るわず。前回登板の6月11日、ソフトバンク戦では7回途中4失点(自責点4)を喫している。 この日の立ち上がりは先頭の丸にレフト線への二塁打を放たれるも後続を断ち無失点で切り抜けた。 2回の攻撃は三者凡退。6番・山田から始まる打線が打ち取られた。 3回裏は1死から1番・丸に四球を与えるも後続を打ち取り無失点。 4回の攻撃は2死まで2人で追い込まれるも6番・山田が高く浮いたフォークを捉え打球はレフトスタンド上段へ。豪快な5号弾でスコアは2ー0に広がる。 5回の攻撃、2死から2番・丸山和のレフト前ヒット、3番・長岡の四球でチャンスを作る。ここで4番・村上の打席を迎えるも、最後はフォークに手を出し空振り三振に倒れた。 そして6回表、先頭の5番・サンタナがフェンス直撃の二塁打で出塁すると6番・山田の四球、戸郷の暴投などで1死一、三塁のチャンスを迎える。ここで8番・中村がスクイズを決め、さらに1点を追加した。 7回裏は先発・吉村は1番・丸から始まる好打順を3番・ヘルナンデスのセンターへの力ない安打1本に抑える。 巨人の3番手・西舘に対する8回の攻撃は、先頭の5番・サンタナの安打、6番・山田の四球でチャンスを作ると7番・オスナにもセンターへの適時打が飛び出し4点目を挙げた。 8回途中1死の場面、先発の吉村が2連続四球を与えたところで降板。ここまで114球を当時無失点の好投だった。2番手で登板の大西は3番・ヘルナンデスにあわや3点弾かという特大ファールを放たれるも無失点でしのいだ。 最終9回は石山が登板。2死一、二塁の場面で代打・長野に適時二塁打を浴び2失点を喫すると田口にスイッチ。さらなる失点は許さず、ここでゲームセットとした。 これで吉村は今季5勝目を挙げここまで5勝4敗。