「美人すぎる港区議会議員」の心を射止めたお相手は? 出会いからゴールインまで“結婚秘話”を告白
「好きとかかわいいとかよく言われていたので……」
となれば、一歩進みたくなる。Mさんは「夏ごろから直接会って“好き”と伝えていたけど、交際の打診と思われていなかった」と苦笑い。加菜さんは「好きとかかわいいとかよく言われていたので」と言い切るあたり、さすがは元ネットアイドル。区議になったばかりで生活の変化も大きく、キャパオーバーになる不安もあったといい、彼に「やめといたほうがいいですよ」とまで。「私ですら私と付き合うのは大変なのに」という思いからだったが、Mさんの温度感は違った。 「好きです、ホントにずっと好きです。行動で示していきます。いずれ分かると思いますよ」 こうまで言われれば加菜さんが「はい」と応えたのもむべなるかな。以後、動物愛護を掲げる加菜さんが飼うチワワ「竹輪」と「しらす」とともに旅行したり、沖縄でスキューバダイビングを楽しんだりと愛を深めていった。
108本のバラとともに
今年5月15日、加菜さんの誕生日。それ以前も、お気に入りの京都に何度か加菜さんを伴っていたMさんは、その日を空けておいてほしいとお願いしていた。実は半年前ぐらいから準備して、京都で足繁く通っていたフレンチレストランでのプロポーズを計画していたのだ。 だが。当日が港区議会の臨時会の日と決まり、Mさんは大慌て。普段は「互いに仕事をしっかりしたい、してほしいと話しているのに、何とかならないかと、いつもとは違うことを言ってしまった」。おかげで雰囲気まで悪くなってしまう。 それでも気を取り直して翌日、京都へ。Mさんは大好きなレストランの味も分からないほど緊張していた。 「結婚してください」 準備していた108本のバラの花束とともに、ひざまずいて指輪の箱を開く。誕生日のお祝いと思っていた加菜さんは驚いた。「はい」と応えたものの、照れ隠しもあってか、再び「やめといたほうがいいんじゃない?」。感慨に浸り、涙が流れたのは数日後だった。 「まずは二人と二匹で幸せに。ゆくゆくは大型犬と暮らしたい。いずれは好きな海の近くで暮らせたらいいな」と加菜さん。「二人での変化を楽しみたいし、何があってもともに自立しながら支え合いたい」とはMさん。話題の区議は今後も、仕事のかたわらさまざまな話題を提供してくれそうだ。
「週刊新潮」2024年10月3日号 掲載
新潮社