大谷翔平、3戦連続安打も今季ワーストタイ1試合3三振 出場10試合連続三振で直近46打席18Kと急増
◆米大リーグ パイレーツ7―11ドジャース(6日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)は6日(日本時間7日)、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場し、6打数1安打1得点で打率は3割1分8厘となった。当地で2連敗のド軍は初回にフリーマンの先制3ランが飛び出し、3回に4―4の同点に追いつかれたが、5回に一挙6点を奪うなどして、11―7で逃げ切った。大谷は初回に右前打も、3打席でスライダーを振らされて空振り三振を記録。今季3度目でワーストタイとなる1試合3三振となった。 相手先発は左腕・フォルター。初回、先頭のベッツが左前打で突破口を開けて迎えた第1打席で、大谷はスライダーを右方向にはじき返した。右翼・オリバレスがダイビングキャッチし、一度はアウトの判定も、チャレンジの結果、ワンバウンドが認められて判定が覆り、右前打に。一、二塁とチャンスを広げ、続くフリーマンの右翼への先制3ランを呼び込んだ。 だが、第2、第3打席はフォルターの外角へのスライダーに2打席連続空振り三振。5回は2番手・ヘラーのカットボールでニゴロに倒れ、7回は3番手・ニコラスのスライダーで、この日3個目の空振り三振を記録した。1試合3三振は、今季ワーストタイで3度目だ。この日は6打席で空振りが6度あった。直近の出場10試合は全て三振を記録。10試合の46打席で18三振と三振数が急増している。 ロバーツ監督は14安打した打線について「攻撃面は打線の上から下まで、状況に応じた打撃ができていたと思う」と評価したが、「ディフェンス面では恐らく今季ワーストだ」と3失策の守備に渋い表情だ。「27個のアウトを取らなければならない中で、少なくとも半ダース(6度)のミスがあった。そのために救援陣にしわ寄せが来た。明日の様子を見なければならない」。7日(同8日)からの敵地・ヤンキース3連戦を前に、ブルペン陣への影響を心配した。カード初戦は山本由伸投手(25)が先発。大谷VSジャッジのホームラン競争も注目される。
報知新聞社