人生に向き合う中でソローが見つけたもの 「森の生活」が日本人を救う
【メモ】ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817~1862)作家・思想家・詩人 マサチューセッツ州コンコード出身。ハーバード大卒業後、家業の鉛筆製造業、教師などの仕事をしたが、生涯定職には付かなかった。著書『ウォールデン 森の生活』(1854年)はウォールデン湖に建てた小屋で過ごした2年2ヶ月におよぶ自給自足の生活をまとめ、代表作となった。文中の「Lifestyle of Health and Sustainability」の英文からとった「LoHaS(ロハス)」は、健康と環境意識の高いライフスタイルを提唱する言葉として、1990年代後半からアメリカで発信されるようになり、日本にも広まっている。また、1846年には、奴隷制度などへの反対の意志を示すため、人頭税支払いを拒否し一晩投獄された。その体験を後に、非暴力的手段による「市民的不服従」と題して発表、インドのマハトマ・ガンディーらの独立運動やキング牧師の市民権運動に影響を与えた。