簡単なのに効果がすごい!姿勢シャッキリ、背中肉撃退もできる「ベビーコブラのポーズ」やり方
寒くなると背中が丸まり猫背になりがちです。猫背の状態が長引くと、あらゆる身体の不調を招いてしまいます。そんな冬の猫背改善には、「後屈のポーズ」がおすすめ! 背中を反らすポーズなので、背中肉の撃退にも効果的です。 *写真で詳しいやり方を見る→姿勢シャッキリ、背中肉撃退もできる「ベビーコブラのポーズ」やり方 ■後屈を行うメリット 背中を反らして、体の前側を伸ばすポーズのことを「後屈のポーズ」と言います。後屈のポーズは、身体にとって嬉しいメリットがたくさんあります。いくつかご紹介します。 ・姿勢改善 体を後ろに反らすポーズなので、猫背などの姿勢の改善におすすめです。 ・呼吸が深まる 胸を大きく開くことで、呼吸が深まりやすくなります。 ・肩こり緩和 肩甲骨を動かすため、こり固まった肩まわりの筋肉をほぐすことができます。 ・腰痛の緩和 背骨を大きく動かすため、こり固まった腰まわりの筋肉をほぐすことができます。 ・自律神経が整う 胸を開くことで呼吸が深まり、自律神経が整いやすくなります。 ■後屈が苦手な人の特徴 背中を反らすことが苦手な人は、以下のような原因が考えられます。 ・背筋が弱い 後屈のポーズは背中を反らすので、背筋が必要です。 ・腹筋が硬い 後屈のポーズは、お腹の筋肉を伸ばして行います。腹筋が硬くなってしまうと、後屈がしづらくなります。 ・胸の筋肉が硬い 胸を大きく開く後屈のポーズは、胸の筋肉のしなやかさが必要になります。 ・大腿四頭筋が硬い 大腿四頭筋が硬いと、後屈がしにくくなります。 ・猫背 日常生活で前屈みの姿勢が多いと、背骨まわりの筋肉が固まってしまい、背中を反らしにくくなります。 ■「ベビーコブラのポーズ」緩和バージョン 背筋を使って行う、ヨガの「ベビーコブラのポーズ」は、猫背の人はもちろん、背中の引き締めにも効果的です。今回は、「後屈が苦手」「後屈をすると、腰が痛くなる」という人向けに、ベビーコブラのポーズの緩和バージョンをご紹介します。 ①うつ伏せの状態になり、両脚を腰幅に開きます。両ひじを床について上半身を起こし、肩の下にひじがくるようにしてください。 ②足の甲、前もも、お腹を床にぐっと押し付けながら、上半身をさらに起こしていきます。お尻の穴をキュッと締め、腰にかかる負担を減らしましょう。可能であれば、目線は真正面を向きます。 ③心地よく背中を反らしながら、呼吸を止めずに30秒ほどキープをします。 【ポイント】 腰から反らないようにしましょう。また、肩と耳を遠ざけ、首を長く保ちましょう。 ライター/上村ゆい(ヨガ講師)
上村ゆい