和歌山県内の地価下落率・3年連続で低下
土地取引の算定基準となる和歌山県内の2024年の基準地価が9月17日に公表され、住宅地は34年連続、商業地は33年連続で下落しましたが、下落率はいずれも縮小しました。 また工業地はプラス0.1%で、1991年以来、33年ぶりの上昇となりました。 これは、和歌山県が2024年7月1日現在で県内213か所の地価を調べたものです。 それによりますと、平均変動率は、住宅地はマイナス0.6%で減少幅は前年より0.2ポイント縮小した一方、和歌山市内の平均変動率はプラス0.2%で、1990年以来34年ぶりの上昇です。 価格が上昇しているのは、和歌山市や田辺市、紀の川市、岩出市などとその周辺部で、利便性の高い場所や、紀南地方の高台など26地点です。 商業地はマイナス0.2%で、減少幅は前年より0.3ポイント縮小しています。 価格が上昇しているのは、和歌山市の和歌山駅と和歌山市駅の周辺、市内中心部、それに岩出市の主要道路沿いを中心とした16カ所で、価格上昇地点があるのは3年連続です。 住宅地の最高値は、12年連続で和歌山市吹上4丁目6番10で、価格は前年より千円アップの1平方メートルあたり19万7千円です。 商業地の最高値は、26年連続でミナカタビルの建つ和歌山市友田町5丁目50番で、価格は前年より7千円上昇し、1平方メートルあたり45万2千円です。