守口市の駅前道路 両側に7㍍の広い歩道を整備 にぎわい生む新たな通りに
文禄堤との調和
豊秀松月線が新たな南北軸として整備される一方、同市の貴重な歴史文化遺産としてエリアを東西に走る文禄堤。東海道五十七次の最後の宿場「守口宿」のあった道だ。 計画では、守口市駅付近で豊秀松月線の頭上に架かる本町橋の架け替えが予定されている。橋は京街道の一部だが、1952(昭和27)年に造られた古いコンクリート製で老朽化が進んでいる。新しい橋は長さを倍にし、豊秀松月線からのアクセスもしやすくする予定という。 また、文禄堤にある「旧徳永家住宅」もリノベーション戦略の核の一つとして改装工事が進んでいる。往時の面影を今に残す歴史的な家屋はそのままに、民間のレストランや貸し農園などとして利用される予定だ。市企画財政部企画課の仲嶋浩平課長によると、「現在、建物の改装に着手しており、来年4月以降の順次オープンを目指している」という。 同市の新たなシンボルストリートとして整備が進む豊秀松月線。仲嶋課長は「これまで以上に駅北側の回遊性を高め、にぎわいを生み出せれば」と話している。