旧ジャニ補償問題は法廷闘争へ 石丸志門、飯田恭平…米ハワイでも集団訴訟の動きあった
解散したジャニーズ性加害問題当事者の会の元メンバーをめぐり、新たな動きがみられる。 【写真】元キスマイの飯田恭平氏 同会は旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害を訴える元所属タレントらがメンバーとなり、一昨年6月26日に結成された。 SMILE社の補償の進捗状況などを受け、同会は昨年9月に解散。同会の副代表を務めていた石丸志門氏は、被害補償額をめぐってSMILE社と民事訴訟になっている。 初公判となった先月20日の第1回口頭弁論は傍聴券が配布された。被告となった石丸氏は法廷で意見を陳述し、同会元代表・平本淳也氏も傍聴席でその様子を見守った。今後の裁判は非公開で行われる予定という。 これとは別に、同会元メンバーの飯田恭平氏と元所属タレントが米・ネバダ州でジャニー氏から性被害を受けたとして、同事務所などに対し、合計約450億円を求めて現地で訴訟を提起した。 現地の弁護士事務所の公式サイトに公開された訴状には、被告としてSMILE社、STARTO ENTERTAINMENTのほか、旧ジャニ時代に同事務所の役員を担当した人物の名前も記載されている。 ある当事者の会の元メンバーは「ハワイ州でも被害を受けたことを明かした元タレントが複数人いて、現地での訴訟に向けて動いていた時期がありました」と証言。補償問題は「法廷闘争に突入し、新たなフェーズとなっています」と語る。 補償問題が解決するのはまだまだ先になりそうだ。
東スポWEB