【大学選手権】仙台大タイブレークの末2回戦で散る 延長10回好機生かせず「だいぶ悔しい」監督
<全日本大学野球選手権:九州産大5-4仙台大>◇12日◇2回戦◇東京ドーム 仙台大(仙台6大学)が延長11回タイブレークの激闘の末敗れ、2回戦で散った。 3-3で迎えた延長10回表タイブレークを、佐藤幻瑛(げんえい)投手(2年=柏木農)の好投で無失点で終えた。その裏に1死満塁のチャンスをつくるも試合を決めることができず、延長11回に突入した。8回途中からマウンドに上がって好投を続けた佐藤だったが1点を許し、さらに2死満塁で押し出し四球を与えた。 2点を許したところでエース渡辺一生投手(3年=日本航空)が登板。なおも2死満塁で、カウント2-2から渾身(こんしん)の148キロ直球で見逃し三振を奪うと、雄たけびをあげた。 2点ビハインドの11回裏1死二、三塁で二ゴロの間に1点を返したが、最後は中飛に打ち取られ、仙台大の春が終わった。森本吉謙監督は「昨年の8強を突破できるようにという目標のなかで今日負けてしまったのはだいぶ悔しい」と16強で散った今大会を振り返った。