【日本で未発売の外国車】輸入業者に代行を依頼するといくらかかる?
正規輸入されている外国車は、正規ディーラーを通して日本でも普通に購入できますが、日本では未発売の外国車に乗りたい場合は、個人輸入という方法があります。自分ですべての手続きを行うことは不可能ではありませんが、税関などの複雑な手続きがあるため、輸入代行業者に依頼するほうが現実的です。 そこで今回は、日本で未発売の外国車を購入する際の費用について調べてみました。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
日本で未発売の外国車の購入で輸入代行を依頼する際の費用
外国車を輸入する際にかかる費用をまとめると、以下の通りです。 【国外でかかる費用】 ・車両購入費用 買い付ける車両の本体価格に加えて、新車の場合は、メーカーおよびディーラーのオプション価格や、メーカー保管ヤードから販売ディーラーまで移送するための費用が発生する場合があります。 ・車両の輸出費用 販売ディーラーから輸入代行業者の保管ヤードまでと、出荷時に保税ヤードまで移送するための陸送費が必要です。買い付け国の事情にもよりますが、車両の登録や輸出向けに抹消手続きを行うための費用も発生します。輸出通関や船積みを行う際は、通関会社への支払いも必要です。 そして買い付け国から日本までの海上(航空)運賃や、海上保険の費用もかかります。 【日本でかかる費用】 ・車両の輸入費用 輸入消費税は車両価格の10%です。国内輸入通関手続きや荷降ろし費を通関業者へ支払います。荷降ろしヤードから輸入代行業者の保管ヤードまで移送するための国内陸送費も必要です。 ・車両登録費用 日本の規制ルールに適合する車両であるかを判断するために、排出ガス試験や加速騒音試験の費用が発生します。 同型車両の輸入実績がある場合は、試験を通過した同型車両のレポートのシェア費用になります。ヘッドライトやウインカーなど、日本の保安基準に適合させるために改善メンテナンスを施す場合は、そのための費用も必要です。 日本国内で乗れるようにするための予備車検費用や、環境性能割・種別割・自動車重量税などの法定諸費用もかかります。 上記に加えて、輸入代行業者への手数料も必要です。