土浦全国花火競技大会が中止に 台風21号など影響 警備員確保難しく延期を断念
茨城県土浦市で2日に開催予定だった「第93回土浦全国花火競技大会」について、同市は1日、台風21号の影響などを理由に中止を発表した。 【写真】毎年11月開催の土浦全国花火競技大会 同市によると、台風21号の影響のほか、雲底高度も低く、雨が強まるとの予報が出され、観客の安全が確保できないと判断した。 3日や9日への延期も検討したが、警備員の確保が難しく、雑踏事故などの発生も懸念されるため、中止にした。 有料観覧席のチケット購入者には後日返金する。同市によると、花火大会が中止になったのは新型コロナウイルスが蔓延した令和2年と3年以来。平成18年には雨で会場近くの河川が増水し、1週間延期した。 安藤真理子市長は「安全な大会開催を最優先に考え、苦渋の決断で中止することにした」とコメントした。