「山林」の相続にはメリットもある! …相続するかの「判断基準」は? 〈相続放棄〉の方法も解説
山林の権利について。過去に起きたトラブル例と対処法を解説
山林を相続したものの、維持管理になかなか手が回らず、所有している山林で土砂崩れが発生、近隣の住民などに被害を与えたという例があります。 この場合には、近隣の住民と次のようなトラブルが発生するおそれもあります。 ・近隣の住民の敷地に流入した土砂・がれきの撤去費用の請求 ・土砂崩れで被害を受けた近隣の住民の損害賠償請求 損害賠償請求については、例えば過去に土砂崩れの可能性が何度も指摘されていたものの、それを無視し続けた場合、山林の所有者の過失が認められ、賠償金を命じられる可能性が高いです。 維持管理に限界を感じたら、なるべく早く森林組合や地方自治体に相談し、寄付や売却、相続土地国庫帰属制度の利用を実行した方が良いでしょう。
後藤 光,円満相続ラボ