プロで活躍した元選手も中学生を指導へ 部活動の地域移行を支援 仙台経済同友会が公立中に派遣〈宮城〉
仙台放送
地域移行が進む公立中学校の部活動を巡り、仙台経済同友会は競技経験者を部活動に派遣する取り組みを進めています。こうした中、元トップアスリートの2人も参加し、実際に指導にあたることが発表されました。 部活動支援プロジェクトに参加するのは、仙台89ERSの志村雄彦社長とバレーボール女子元日本代表の佐藤あり紗さんです。 宮城県内の企業でつくる仙台経済同友会ではおととしから、加盟する企業が競技経験のある社員を採用し、公立中学校の部活動に派遣する取り組みを仙台市や教育委員会などと連携して進めています。これまでに2つの中学校に2人の指導者を派遣していますが、同友会ではこの取り組みをさらに広げるため、志村さんと佐藤さんをシンボルアスリートに認定し、現場での指導にもあたってもらう方針です。 仙台89ERS 志村雄彦社長 「この活動が全国、いろんなところで波及してくという仙台モデルを作って、子供たちに『素敵な仙台大好き』と言ってもらえるような、そんな未来を作っていきたいと思います」 バレー女子元日本代表 佐藤あり紗さん 「子供たちのためにスポーツの楽しさや安心してスポーツ選手になりたいという目標を持ってもらえるように、私ができる全てで恩返しができたらいいなと思っています」 仙台経済同友会は、派遣費用などについてクラウドファンディングで賄いたいとしていて、早ければ12月にも募集を始めることにしています。
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